以前紹介したグッチのビットローファー。
私が保有するのはベージュのスエードということもあり冬場はあまり履かず4月から10月に登板が多いローファーです。こちら、スニーカー代わりに週2〜3でかなりヘビーに履いているので、オリジナルのレザーソールもかなりすり減ってきました。元々ビンテージ品なので相当年季は入っていたのもありますが。。ということで、かねてからやりたかったビットローファー+ラバーソールの組み合わせに挑戦することを決め、オールソールを実行してきました。
ラバソールの種類
ラバーソールと言っても用途や好みによってたくさんの選択肢があります。私が候補にあげた種類をいくつかご紹介します。
ダイナイトソール
ラバーソールの代表といえばなんといってもこちらのダイナイトソールです。レザーソールと見た目の印象をそこまで変えることなく、雨対策と滑りにくさを補強してくれる優れたソールです。ドレスシューズに合わせるのであればこちら一択ではないかと思います。
ビブラムソール #2070
パラブーツのランスやミカエルに採用されてるマルシェ2に似た一体型ソール。耐久性とグリップ力に加えて衝撃吸収力にも長けた素晴らしい逸品です。ランス愛用者の私にとっては気になるソールの一つです。
リッジウェイソール
ダイナイトソールと同じく、イギリス・ノーザンプトン発のHARBORO RUBBER社というラバーソール専門のメーカーのものです。JM WESTONのゴルフのソールに似たデザインで、厚みがあり、履き心地がソフトな優れたソールです。あぜ道という名のとおり、悪路での対応に適したところがオススメポイントです。
コマンドソール
コマンドー(部隊)の名がつくとおり元々は軍靴に採用された耐久性の高いイギリスのITSHIDE社のソールです。軍用だけに山道や岩場などあらゆる環境でもグリップが効き、安定した履き心地を与えてくれます。有名なところでは、チーニーのケンゴンやオールデン、トリッカーズに純正で採用されているソールです。横から見るとレザーソールのようにシュッとしているのですが、裏は凹凸があり悪路をものともしない作りになっています。あからさまにアウトドア用と見えない二面性が最大の魅力でもあります。
オールソール for GUCCI
せっかくオールソールをするので見た目のイメージを大きく変えたかった、ということで今回私はコマンドソールを選択しました。いまは手放してしまったんですが、前にケンゴンのブラックを保有していてその時のコマンドソールの履き心地が忘れられなかったのもあります。それと、ビットローファーのシュッとしたアッパーとコマンドソールの無骨な意匠が絶妙にマッチするのではないかと感じて思い切ってチャレンジをしてみたという感じです。
MY GUCCI BIT LOAFER with COMMNADO SOLE
姿を見るまでドキドキしましたが、コマンドソール仕様に生まれ変わったローファーがこちらです。結果的に大満足な見た目に仕上がりました。ブラックではなく、ブラウンのコマンドソールにしたのも大正解でした。ある程度の雨でも気にせずガシガシ履いていける強者としてアップデートを遂げました。
まとめ
コマンドソールの交換は約19,000円と決して安くないので実行するかどうかギリギリまで悩みましたが、思い切って挑戦してよかったです。見た目もそうですが、なんといっても履き心地が数段よくなったことに感動を覚えました。レザーソールのときもアッパーが軽く、柔らかいので決して履き心地は悪くなかったんです。しかし、コマンドソールの安定感とグリップ力はハンパないです。スニーカー並みに軽快に履ける靴へとアップデートをすることができました。
思い入れのある特別な靴はこうして修理とカスタマイズをして、いままで以上に愛着をもって愛用していく。これが本当の贅沢なのかもしれませんね。
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