今回は大好きなローファーの中から、グッチのビットローファーをご紹介します。
定番のスムースレザーとは異なり、私が持っているのはベージュのスエードレザーのタイプになります。
ビットローファー
正式名称はホースビットローファー。
GUCCIによって1953年に生み出されました。レディースのバッグにデザインした馬具が好評だったため、革靴にもつけてみたというのが誕生のきっかけのようです。ひょんなことから生まれたこのビットローファーが70年もの間男性女性問わず愛されつづけるとは、当時のグッチの人たちは思ってもみなかったでしょうね。
詳しくはぜひこちらをご覧ください。
購入理由
とにかく私はローファーが大好きなのですが、例に漏れず定番のグッチのローファーにも強い憧れを持っていました。
それは、ローファーで唯一金具がついてるデザインであるということ。そして、独特な気品と存在感があるからです。その気品は、パリの恋人やクレイマー・クレイマーなど昔の名作映画でも際立っていますよね。最近では、NETFLIXのベターコールソールでも履いていた気がします。
全身をカチッと決めるよりは、シンプルで良素材の格好に足元を際立たせる。いまの年齢になるとこれが落ち着くんですよね。おっさんになってこそ履ける靴。その代表がグッチのビットローファーだと思っています。
しかし現行品はデザインが凝りすぎてて惹かれず、1953モデルはクラシックでかっこいいのですがヒールが薄いのでシュッとしすぎで好みではありませんでした。
現行デザインがまとめられた非常にみやすいページです。
そうして私の関心はオールドグッチと呼ばれる10-20年前のビンテージのビットローファーへと移っていきました。
その中でも、現行にはないベージュスエードのものに狙いをすまし、日々MカリやYオクなどを物色してきました。状態の良いベージュスエードのビットローファーは本当に数少ないんですよね。。黒や茶色はけっこう出てくるんですが。。
根気よくリサーチを続けた結果、ついに状態の良さげなマイサイズのものを発見したのです。出品者にしつこいくらいいろいろ質問をし、購入に踏み切ったのです。
ビットローファーの良い点
- ホースビット
- 履き心地
- 汎用性
まず魅力はなんといってもホースビットが醸し出す大人なオーラです。これは他のローファーがどんなに頑張っても出せないんです。なぜならこのホースビットがグッチというブランドを、そしてブランドの歴史を物語っているからなんですね。つまり約70年の歴史を履くということなのでどうしたってオーラや色気が溢れ出てしまうのです。
その歴史とデザインに一切引けをとらないのが履き心地です。とりわけ私の所有しているスエードは靴擦れや圧迫感をまったく感じません。ユーズドだからかもしれませんが、でもだいぶ状態が良いのでおそらく初めからだと思います。
ヒールも約2.5cmの厚みがあり、歩いてて絶大な安定感があります。そして靴自体がすごく軽いので一日履いててもブーツのような疲れがありません。パリの恋人でフレッド・アステアが華麗に踊る姿がそれを象徴してますよね。
最後は汎用性。結論から申し上げますとどんなパンツにも合います。デニム、チノパン、スラックス、軍パン、スーツ。私はやりませんがスエットパンツやナイロンパンツに合わせてる人もいるくらいですからね。私はデニムにTシャツやシャツ、とシンプルに合わせるのことが多いです。
MY GUCCI LOAFER
日々リサーチをつづけてようやく今年の初めにゲットしたグッチのベージュのビットローファー。90年代のものと推測するこちらは革質も非常に良く、お値段も約1万円という驚きのプライスでしたのですごく良い買い物をすることができました。
アウトソールはあえて手入れをせず、もう少しすり減ってきたらビブラムソールに取り替えてよりカジュアルなデザインに変更する予定です。その際にはまたお知らせします。
総着用回数は不明ですが、、私は8-10回ほど着用しました。
ビンテージグッチの購入を検討している方の参考になればと思います。
まとめ
ビットローファーを狙っている方は本気でビンテージグッチのをオススメします。。手入れをして履いていけばこちらもまだ10年以上かるく履ける状態です。根気よく掘っていれば必ず希望のモノが見つかりますので！かくいう私も次は黒のスムースレザーのが欲しくなってしまい、現在はそっちのリサーチを進め、虎視眈々と良い個体を狙っています。黒はコマンドソールにしてガンガン履き潰すような感覚で使用していこうと考えています。
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