身の回りのアイテムがデジタル化して便利になる一方で、昔から変わらずアナログな手法を選択してるものがあります。それがモレスキンのノートとペンです。
仕事のメモやTO DOを書き込んだり、頭の中を整理したり、つねにノートを持ち歩いてなんでもすぐに書き込めるようにしています。こうすることで日々の生活の重量が変わる気がするんですよね。ノートに記すことで初めて自分の人生にモノゴトが刻まれる。逆にどうでもいいことはスルーしやすくなりますしね。
モレスキン
伝説的ノートブックと呼ばれる世界で最も有名なノート、モレスキン。
ゴッホ、ピカソ、ヘミングウェイやブルース・チャットウィンが愛用していたノートとしても有名ですね。歴史的な偉人と同じノートを使用しているという事実でテンションも上がります。
丸い角を持つ黒のシンプルな長方形、ノートを束ねるゴムバンド、そして内側のマチ付きポケット。この特徴的なノートは元々フランスの小さな製本業者によって100年以上にわたって作られた無名のノートだったそうです。しかし、世界中の芸術家や思想家がわざわざ訪れて購入するほどの人気となり伝説となったのです。
オリジナルのモレスキンは1986年に製本業者とともに消滅してしまいますが、1997年にミラノの出版社が蘇らせ、今に至るというわけです。
倒産してしまいもう手に入らないとなった際、小説家のチャットウィンが街中のモレスキンノートを買い占めたという逸話があります。まさにアイデアや思想のエネルギーを注ぎ込む必須のアイテムだったのでしょうね。
モレスキンのお供
ロメオ No.3
ペンは伊東屋オリジナルのロメオを使用しています。なかでもNo3の細軸のものが気に入って数本所有しています。最近黒ベースにグレーのマーブルが入ったモデルが限定販売され、こちら即買いしました。これまで黒はマーブル入りがなかったので、待望の1本です。この色味はとにかく上質で最高です。
CARAN d’ACHE
シャーペンはカランダッシュのメカニカルペンシルを使ってます。1915年にスイスのジュネーブで鉛筆工場としてスタートした素晴らしいブランドです。つなぎ目のない六角形のアルミのボディが意匠としても美しく、この数年愛用しています。描き心地は言わずもがなです。机に置いた時のカランというアルミの音も最高です。
GLENROYAL
ペンケースは大好きなブライドルレザーを使用したグレンロイヤルのレザーペンケースです。2本が収納できる小ぶりなサイズ感と手触りの良さが気に入ってます。自分の小物はすべてグレンロイヤルになるんじゃないかと思うほど、、それだけブライドルレザーの虜になってます。経年変化でどんどん柔らかくなっていくのが最高です。
以前グレンロイヤルのマネークリップとキーケースも紹介してるのでよければこちらもチェックしてください。
MY MOLESKIN + GLENROYAL + ROMEO NO3 + CARAN DACHE
日々持ち歩く筆記用具はなるべく軽いものを選ぶようにしていて、いまのところモレスキンとペン、シャーペンのセットがしっくりきています。描き間違えたら線で塗りつぶしてまた描き直せばいいだけなので消しゴムとか修正液など余計なものは不要です。 こだわるモノにはとことんこだわり、不要なモノは徹底的に省く。そんな生活を引き続き追求していきます。
まとめ
MacやiPhoneに情報を入力したり、リマインドを設定したり生活が便利になっているのは間違いないです。ただ、それと同時に自分が扱う情報はどんどん希薄になり、発生しては処理していくルーティン作業になっている気がします。頭で考えて、文字を書き起こす、そうすることで圧倒的に記憶に残るし自分の骨肉になるのではないか、と全身デジタルに浸かってみてアナログの良さを再認識しています。日々の生活を丁寧に過ごす意味でもノートとペンは本当にお勧めします。
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