新年のセールで狙っていたLVCの501。
先日仕事の合間に立ち寄ったらなんと、ついに50%OFFのファイナルセールとなっていたので即ゲットをしてしまいました。購入したモデルはこちらです。
LEVI’S VINTAGE CLOTHING 1947 501 JEANS
え、リジッドじゃないの!?と思われるかもしれません。
そうなんです、リジッドではなくあえてミッドブルーの色落ちモデルを購入しました。
現在私はAPCのセットアップをリジッドから育成中のため、次のデニムは春夏にもさらっと着れるような色落ちしたものを探していました。候補としてACNE STUDIOの1991か1996を考えていたところにふと登場したのがこのLVCだったのです。セールにおもいっきり背中を押されてしまいましたw
LEVI’S VINTAGE CLOTHINGとは
1873年に誕生し、世界中のデニムの原点となっているリーバイス。
150周年を迎える歴史のなかでさまざまな名作が生まれました。
その名作群を本社にある20,000点以上のアーカイブから忠実に再現したラインが、LVCと呼ばれる「リーバイスヴィンテージクロージング」になります。
ファブリック、シルエット、フィット感、パッケージング、そして製法、細かいディティールまで各時代の様々なオリジナルの501を忠実に復刻したモデルとして展開しています。
そんなLVCのラインは1999年にスタートし、世界中のデニムラバーたちを魅了してきました。が、2017年末にリーバイスのデニム生地を生産していたノースキャロライナにあるコーンミルズ社(CONE MILLS)のホワイトオーク工場が閉鎖したことで、LVCも一緒に幕を閉じることになります。。。しかし、2019年に日本とヨーロッパの生地で待望の復活を遂げ、現在に至ります。
501XX
時代はゴールドラッシュ。
アメリカンドリームを夢見てたくさんのワーカーがアメリカ・カリフォルニアに集います。
そして労働者がガシガシ働ける頑丈なワークウェアが必要になったことで、1873年、リーバイ・ストラウスとヤコブ・デイビスの二人がデニム生地をリベットで補強したパンツを生み出します。 これが501ジーンズの誕生でした。
ちなみに当時は501とは呼ばれておらず、XXまたは ウエストオーバーオールと呼ばれていたそうです。ジーンズという呼称に変わったのは1960年とのことで比較的最近の出来事だったのですね。
501XXのロットナンバーが振られたのが1890年。その後1966年頃まで継続された大ヒット商品となりました。
XXは使用する生地が、ダブルエクストラヘビー(最重厚デニム)、とエクストラエクシード(最高ランク)というダブルミーニングからきています。
各時代によってパッチ、赤タブ、リベット、フォルムなどの細かな仕様が異なり、それぞれが名作として絶えずデニム好きを魅了しつづけています。
中でも1944年のロットナンバーS501XX、通称大戦モデルは戦争中の金属、布地、糸の資材節約を受けた独特な仕様になっていていまでも一番の人気を博しています。リーバイスを象徴するアーキュエットステッチがステッチではなく、ペイントになっていたり、他にもリベットが省かれてたりスレーキや糸の素材が多種混在していたりと当時を反映したデザインになってます。この浪漫が詰まった仕様が男心を鷲掴みにする所以です。S501のSは、Simplified(簡素化)という意味からきているそうです。
1944 S501XX 大戦モデル↓
どのモデルも魅力的だが…
大戦モデルを筆頭に、47、55、66、など名作が復刻されてる現行のLVC。
その中から私が選んだのは1947モデルです。
こちらは戦後アメリカが激動の時代を迎えた1947年のモデル。
配給制度が終わり、ポケットのリベットとアーキュエットステッチが戻り、代わりにシンチやサスペンダーボタンなどの余分なパーツが精査され削ぎ落とされました。
工業化が進み、デニムも量産体制に変わったエネルギッシュな時代のアメリカ。そんなポジティブなバイブスを感じるモデルであり、55と迷ったすえに47年モデルにすることにしました。
いざピックアップへ
前置きが長くなってしまいましたが、年明けに購入しお直しをお願いしていた501を取りに散歩がてら気分よく原宿方面へ。
そしてやってきましたリーバイス原宿フラッグシップストア。
どんよりした天気にリーバイスレッドがビカーンと光ってます。
原宿店のLVCセクションは3Fに。
エレベーターで上へ。と、中には大々的にウォーターレスジーンズのグラフィックがありました。2011年以降リーバイスはジーンズの生産工程で使用する水の量を96%削減し環境に配慮した「WATER<LESS 」ジーンズを展開していてこれまで30億リットル以上の水を節約しているそうです。素晴らしい!
開放的で作業場感があるいい感じのレジ。
ここで裾上げや加工を施してくれます。
無事にジーンズを受け取ったあとも店内を物色。
一応全モデルにタッチをして店を出ました。
ピックアップ後、すこし足を伸ばしてタイ料理の名店、チャオバンブーへ。
名作のガパオライスを食らいさらに気分は上々。
MY LVC 1947 501XX
定価35,200円が、50%OFFで17,600円。
さらにCLUB LEVI’Sの会員証定時で5%OFFに!
トータル16,720円という破格で手にいれることができました。
サイズは少しルーズな感じを出したかったのでウエストは30を選びました。
ゆとりのあるストレートシルエットが大人な雰囲気を醸し出していて最高です。色味もすごくいい感じです。まだ寒い季節ではありますが早速ガンガン履いていきたいと思います。購入したての501XX色落ちモデルをぜひご覧ください。
まとめ
リーバイス501は学生時代にガンガン履いてた思い入れのあるジーンズです。
にもかかわらず、働き始めてからのこの10数年一度も着用することがありませんでした。理由はよく分かりません。摩訶不思議な出来事です。。
そして久々にリーバイスに足を通してみるといい意味で大味な履き心地があり、なんだか懐かしい気持ちになりました(現在履き込み中のRESOLUTEやAPCと較べるとですが)。気負わず、何も考えずにざっくり心地よく履けるパンツ。そんな爽快感に包まれた素晴らしいジーンズということを再認識しました。日本が誇るカイハラの上質な生地も最高です。
APCがある程度育ったら次は1944年 S501XXの大戦モデルに挑もうと思っています。でもそれはまだ当分さきになりそうです。
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