本日は妻の誕生日ということで、昨日プレゼントをゲットしに行ってきました。
昨年はコロナ真っ只中ということもあり、質素な感じで迎えてしまったので。。
今年はそのぶんサプライズで。
バッグや小物などいろいろ考えましたが、
かねてから二人の間で話題になってたデニムをロックオンしました。
その名はマリリン。
正式名称は、618 MARILYNです。
さっそく名店、アナトミカに行ってきました。
ANATOMICA
マリリンといえばアナトミカですね。
アナトミカは1994年にフランス・パリにオープンしたセレクトショップです。現在のセレクトショップの基盤となった「GLOBE」をはじめ、世界のアパレル業界で最も大きな影響を与えた一人と言われているピエール・フルニエ氏によって作られたお店です。
世界中の伝統やスタイル、アイテムがピエールというフィルターで演出され、本物へと変わる。ネットのない時代に自身の目と足で本物を追い続けてきた姿は尊敬に値します。本店には行ったことはないですが、日本のお店でもピエール氏のDNAを感じることができました。
自分の中に確固たる思想やビジョン、自信がないとクリエーションで人を感動させることはできないものです。映画監督、作曲家、建築家、料理人などクリエーターと近い感覚で、自分の目利きだけで勝負することって本当にすごいことだと思います。アナトミカを知ってセレクトショップがより好きになりました。
アナトミカはアナトミカル（解剖学的）という言葉からきていて、店内はとにかくフィット感にこだわりぬいた名品で埋め尽くされています。伝統的な作業着や軍服の特徴を再現したものであったり、機能美を追求した品が揃っておりました。
618 MARILYN
2008年からピエール・フルニエ氏と寺本欣児氏とのコラボレーションにより、ANATOMICAに新たな展開が始まります。日本のものづくり魂にアメリカンテイストを加えた独自の方向性が誕生したのです。そうして生まれたのが、618 MARILYNになります。
618とは
古来より人間が最も美しいと感じる黄金比。その比率である1:1.618からきているそうです。パルテノン神殿やサクラダ・ファミリアなどの有名な建築もこの黄金比が基礎になっているとのこと。実際にどことどこの比率？？という疑問は残りますがそれはさておき、、この黄金比のように人を魅了する美しいシルエットを持ったデニムを作りたいという思いから「618」と名付けているそうです。こういったこだわりと背景が素敵ですよね。ちなみに私は映画が好きなので、マイ黄金比はシネスコの2.35:1から、2351になると思ってます。
MARILYNとは
アメリカの大女優であり、20世紀を代表するアイコンともいえるマリリン・モンローが愛用していたデニムが元になっています。女性がデニムを履くことに抵抗感があった1950年代にマリリンが映画、私生活ともにガンガン履きたおしていた「Levis’s 701xx」がモデルとのこと。
この701xxを徹底的に研究し、生地からデザインのディティールまで忠実に再現された至高の一品、それが618 MARILYNなのです。すべて日本で作られている点も素晴らしいですよね。この10年ほどのジャパンメイドのデニムは本当に質が高いです。
MY WIFE’S MARILYN
妻はどちらかというとデニムに対して苦手意識があり、あまり好んで履くことがありませんでした。しかし、マリリンの存在を知ると、いつか履いてみたいな〜という珍しい反応がありまして。インスタでチェックしてマリリン1か、マリリン2か、どちらがいいかなと妄想を始めるくらい気になってる様子でした。
とはいえ試着に行きたいけど、まだ下の子が1歳で、上もまだまだ手がかかるし、、なかなか気軽にショッピングにもいけず。。この1年ほど妄想だけを膨らませてました。デニムは必ず試着が必要なので、サイズを予想して買うにはかなりリスクが伴いますからね。。
ただ、今回はプレゼント用にまずは実物を見てみよう！と、どうなるかは分からんが私一人でお店へ突入してきました。
お店は非常に心地いい空間で、スタッフの方が本当に親身に話を聞いてくださりました。そしてサイズも丁寧に細かく説明していただき、そうしていくうちにこれは思い切って買ってしまってもよいのでは？？という気分になっていきました。
トドメの一発は、
「自宅できちんとサイズを見てあげて、もし大きかったり小さかったら交換するので持ってきてくださいー」とサイズの見方まで丁寧にご教示いただきました。信じられない神対応です。これはもう買うしかないでしょ！！サイズが合うことを願って思い切っていっちゃいました。
ちなみに肝心のサイズは、、残念ながら1サイズ大きく、、後日お店に持っていきまして。。
その際も本当に快くご対応いただき、ますますアナトミカのファンになりました。今度またゆっくりとショッピングに行きたいと思います〜。
では、妻も大変喜んでくれた、先日購入したばかりのマリリン1をご覧ください。
デザイン、生地感、と本当に最高です。個人的なオススメはやはりセルビッチとユニオンチケットです。
このオリジナルの色味がとにかくたまらんですね。妻もロールアップして履くこと間違いなしです。
生地がやわらないのでロールアップをして下にボリュームをもたせるのを推奨されました。
後ろのポケットの内側にこのようなパッチがついてます。
これはユニオンチケットといって、労働組合加入メーカー製造の証で、70年代までワークウェア等に付けられていたものらしいです。
このこだわりに脱帽します。
まとめ
シルエットや履き心地にこだわった本当によいデニムです。レディースでここまで細部にこだわったデニムはいまのところないと思います。自分用にメンズの618も欲しくなってきちゃいます。これから夫婦でデニムの経年変化を楽しんでいきたいと思います。
コメント