今年の夏はポロシャツを取り入れていこう!と決めて+Jのニットポロにてデビューを飾ったのが先月、5月の上旬。
これまでポロシャツのサイズ感や着心地にしっくりきていなかった私が、、+Jですっかり味をしめ、つづいて欲したのはポロシャツの原点、ラコステのL1212でした。
厳密にいうとn、過去に2着持っていたのですが、いずれも早々に手放した経験がありました。そのリベンジも込め、今回改めてL1212のサイズ感を吟味して購入をすることにしました。
ラコステ
LACOSTEは、フランスのテニス選手ルネ・ラコステ(Rene Lacoste)により設立されたブランドです。ルネはアメリカ大会でのテニスコートの猛烈な暑さに負けないよう、通気性と吸湿性に優れた快適なコットン製のポロシャツを自分のために作ったのです。それが1927年のことでした。当時のテニス選手はみな長袖のタウンシャツを着ていたので、このポロシャツを着たルネの姿はセンセーショナルな光景だったそうです。
引退後の1933年。ルネはフランス最大のニット製造会社オーナーのアンドレ・ジリエ(Andre Gillier)と一緒に、ワニのロゴが入ったポロシャツの生産を開始しました。これが約90年経ったいまでも、基本的なデザインを変えることなく、人々に愛され続けている世界初のポロシャツ、L1212の始まりとなりました。
またもうひとつ凄いのが、ラコステは世界で初めてロゴを左胸にあしらったブランドということ。ロゴの露出が一般的でなかった時代に、左胸の目立つ部分にロゴをレイアウトするという発想がどれだけ画期的だったか。すごい感性の持ち主ということが分かります。ルネの息子であり、ラコステの代表の座を継いだベルネールも、「ラコステの本当のオリジナリティは、初めてロゴを服の表に出したことだ」と語っている。
- 世界初のポロシャツ
- 世界初の左胸のワンポイント刺繍
- 世界初の鹿の子編みの生地
いまでは世の中になくてはならない上記3点。
これを開発したルネ・ラコステの存在はスポーツ選手、企業家を超えて、発明家といってもよいのではないでしょうか。
現代のラコステは、ウェア、シューズ、スポーツウェア、アイウェア、レザーグッズ、香水、タオル、時計などなど幅広く展開する世界で最も有名なブランドといっても過言ではないかと思います。
ワニの由来
これは有名すぎる話なので、さくっと。
1925年。フランス代表のルネ vs オーストラリア代表のアンダーソンとの決勝戦。
ルネは、フランスチームのキャプテン、ピエール・ジルーと「ワニ皮のスーツケース」を褒美として試合を賭けました。ルネは残念ながら試合に負けますが、この賭けのエピソードがジャーナリストの間で話題となり、「ラコステはワニ革のスーツケースを手に入れることは出来なかったが、その戦いはワニのようだった」と評判になったのです。
そうしてルネはその粘り強いプレイスタイルから、クロコダイルの愛称で呼ばれるようになりました。その自身のアイコンであるワニを、自身のブランドに、しかも堂々と左胸にレイアウトした。
それが世界で最も有名なロゴ、と言われるラコステのワニの由来です。
ラコステ L1212 購入に至った理由
これだけシンプルな洋服の一体どこに魅力を感じるのか。
それは90年間変わらぬデザイン+仕様、と豊富なカラーバリエーション。この2点に尽きると思います。
デザイン
ラコステのシグネチャーであるポロシャツ。世界中のあらゆるポロシャツの元祖であり、完成形と言われる名品です。また、世界で初めて鹿の子編みの生地を使った衣類でもある。
コットン100%の鹿の子は、表面の凹凸による肌への設置面積の少なさで通気性が良く、また伸縮性に優れ、形が崩れにくいという夢のような素材です。また、2本の糸を編み合わせて作っているため、非常に丈夫でハリとツヤのある美しい発色を実現しているのです。
この歴史的な発明ともいえる素材と衣類を、いまも着れるということが本当の贅沢でもあります。タイムレス、シック、エセンシャル、オーセンティックという言葉はL1212のためにある言葉なのではと思います。
お世辞抜きに、どんな場面、環境にも完璧に適応してくれる一枚です。その点が大人の購入意欲をそそります。おじさんになると様々なシチュエーションが発生しますから、、何枚か持っておくだけで本当に便利です。
カラーバリエーション
定番ものから、シーズンものまでとにかく豊富なラインアップを誇るL1212。季節や気分に合わせて好みの色を取り入れる楽しみがあります。
はじめに購入したのはRED。
当時はビビッドな色味のアイテムや、派手なカラーリングを積極的に取り入れていたので、このREDも問題なくいけるものだと思っていました。が、結果はNG。オーバーサイズ気味のサイジング、と赤色が相まって子供っぽさが拭えず、、お別れを告げることとなりました。
2回目の購入は真夏に衝動買いしたLIGHT BLUE。
はじめの失敗を完全に色味のせい、と決めつけていた私はまたしてもサイジングの失敗を繰り返してしまいます。RED同様、サイズ4を購入。お店ではしっくりきてたはずなのに、、自宅で着てみるとすぐに違和感を感じ始めました。お店ではよくても、自宅で違和感を感じるのってなんなんでしょうね。アドレナリンが出てるんでしょうか。。。そして、初動の違和感は決して拭うことができないものです。ほとんど着用せずに手放しました。
しっくりこない理由を色のせいにしがちだった私もさすがに2回目の失敗で気づくことになります。
すべてはサイジングである、ということに。
20-30代にかけては、ファッションの好みも変わってきます。そして、体型も筋肉量も変わってきます。つまり、トータルで考えたときに、つねにその時に最適なサイズ感を模索しなければなりません。多忙であった私はそんなことは一切スルーで、サイズはいつもどおりMかLでしょ、という感覚でいたのです。それがずっとしっくりこなかった理由です。
L1212のサイズ問題に決着をつけるべく、旗艦店できちんと試着を行い、ようやく私のベストサイズが判明しました。168cm / 64kg / がっちり体型の私にぴったりのサイズはこちらです。
- Classic Fit Size2
- Slim Fit Size3
いままで2サイズも大きいのを選んでいたことに、、衝撃を受けました。袖丈をメインに考えていたのがミスジャッジの理由だったんですね。。
こうしていままでの違和感を無事払拭でき、ようやく長く愛用できるL1212を手に入れることができました。これからは毎年春に1枚、新たなカラーを足してラコステライフを満喫して行こうと思います。次は定番のネイビーかブルー系のを狙っています。そして、そのうちまた赤にも再挑戦しようと思ってます。
ちなみに絶賛4人の子育て中の我が家では正規店での購入は難しく、、並行輸入品を扱う名店、Z-CRAFTさんで6900円で購入しました。モノによって変わるようですが、私のはトルコ製でした。
セール中のいまは5,960円になっているので、生産国を気にしない方は今が買い!だと思います。
リンク貼っておきますね↓
MY LACOSTE L1212
購入して約1ヵ月。
週2のヘビロテ中です。そのため洗濯もすでに6-7回まわしております。
洗うたびに自分の体にフィットしていく感じがたまらなく好きです。また、子供に引っ張られようが、公園遊びで汚れようが気にせずにガシガシ着れるので本当に最高の一言です。素材が丈夫で、速乾性もあるのでここ最近の週末はこればっか着てます(笑)
購入早々、酷使を受けてるブラックのL1212。
そんな環境にもまったくめげないたくましい姿をぜひご覧くださいませ。
まとめ
普遍的なデザインと機能、そして、究極の汎用性を備えた最高の至高品です。そして、L1212を着用することで、ルネ・ラコステ氏のスピリッツを受け継ぎ、粘り強く、食らいつき、何事にも動じない、そういった人生を歩んでゆこうと思います。すべての男性にオススメする一枚です。
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